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「北極」 H・KKYOKU 佐藤秀明氏 (情報センター出版局)より
氷の割れ方には3種類ある。
小さな氷の亀裂を「クラック」と呼ぶ。
もう少し開いた状態を「クレパス」と呼ぶ。
大きく開いてしまって堀のような状態になると「リード」である。
さらに広がって川のようになるのを「オープン・ウォーター」と呼んでいる。
北極を旅して最も危険なのは、リードが四方八方に走るような場所に迷い込んだときだ。
とくに海流が強かったりすると、氷が激しく動いて危険である。
初夏の旅で気をつけなくてはならないのがクラックである。
氷が割れて、どんどん海が開いていったときにクラックを見つけたら、
すぐに海と反対側に逃げなくてはならない。
さもないと氷とともに、海の上を漂流する運命になる。
クレパスはその上を雪が覆っていない限りは安全である。
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